天皇の祭祀中で最も重大な大嘗祭。
大嘗祭では国民が献じる新穀が最も大切。
その新穀を献じる悠紀(
「亀卜(きぼく)」
その亀卜の実態について、
以下の通り。
「
その候補地として悠紀地方にて3県、
そうすると陛下は、
(御爪〔おつめ〕の印〔しるし〕)される。
昔は神祇官(
大正大礼(たいれい)
の規定によって、掌典(
そして亀卜を行った上、卜合、
表面に書して大礼使(たいれいし=当時、
御手元に返上する。
ゆえに卜者はその内容、
全然わからないのである。
したがってこれは卜者の決定ではない。
その決定は神と陛下、否(
陛下の御決定に神も加わらせ給(たま)うと
見るべきものであろう。
…
重大祭事の稲を得る方法として、
斎田を卜問う故実が、永く続き、
尊貴な手振(てぶ)り〔=習わし〕
(川出清彦『祭祀概説』)と。
安倍内閣が、
「5月1日」に先延ばししたのは、天皇の「
「陛下の御決定に神も加わらせ給う」
世俗の政治権力があらかじめ“制約”
僭越この上ない無礼な振る舞いと言う他ない。
なお、
『月刊Hanada』
「独占インタビュー 安倍総理、新たなる決断」。
安倍首相にジャーナリストの有本香氏が
インタビューを行っている
これでは、同じ号に私の文章は載せられないだろう。




















